スマホ料金各社値下げ!契約を見直しましょう

最近テレビなどでも取り上げられていますのでご存知の方も多いと思いますが、各スマホ回線事業者さんが軒並みスマホ料金を下げてきています。

何が何だか分からなくなっている人も多いと思いますので、超シンプルに整理してみました。

また、乗り換え前の大きな注意点も記載しますので、検討中の方は参考にして下さいね。

1.値下げのからくり

今回の各社一斉値下げは国からの強い要請によって実施されました。

ただし、この値下げには注意点があります。

「すべてをネットで完結できるユーザーには安いプランを用意する」

という趣旨なので、これまでのようにショップに行っても契約できません。

ユーザーが、申し込みからサポートまで、すべてネットを活用すれば、駅前のショップも大勢のスタッフも不要になります。会社を運営していくうえで一番経費が掛かる家賃と人件費を節約させてくれる手のかからないユーザーさんには、お安いプランを用意します、ということなんです。

なので・・・

①ショップのサポートが必要な方は、これまで通りのプラン

②ネットで全てを完結できる方は、安い新プラン

という2重構造になります。

ネットショッピング程度のことはやっている、という方なら、説明をしっかり読みながら手順通りに進めば契約できると思いますので、是非新プランを検討してみて下さい。

2.3大キャリアの新プラン

ドコモはahamo(アハモ)  auはpovo(ポヴォ) ソフトバンクはLINEMO(ラインモ)

という3社そろって変な名前のプランが発表されました。

プランはシンプルに1択で、20GBの通信容量に5分以内の通話かけ放題がついて月額3000円程度の料金。本当のかけ放題なら4000円程度という点もほぼ横並びです。

※ごく最近キャリア認定を受けた「楽天モバイル」については後述します。

【各社の特徴】

ドコモ(アハモ)

NTT系なので、会社と回線の安定性は一番。

au(ポヴォ)

「トッピング」と呼ばれる、必要な時だけ少額の追加料金の払って利用できるオプションが便利と評判。

ソフトバンク(ラインモ)

ソフトバンクとLINEの経営統合により、LINEで使用する通信量がカウントされないなど、LINEのハードユーザーにはうれしい特徴あり。

3.MVNO(格安回線)の新プラン

ビッグローブモバイル、マイネオなどなど、そもそもオンライン契約がメインの格安回線事業者さんは、キャリアの回線を安く卸してもらってユーザーに提供しています。

ドコモの卸売価格が下がったことで、MVNO各社も一斉に新プランを発表しています。

主にライトユーザー向けのプランが優秀で、1GB程度の通信容量に10分以内のかけ放題を付けても月額2000円程度になってきていますよ。

4.キャリアの新プラン?MVNO?どう選べばいいのか

こればかりは人それぞれの使い方によるのですが、そんなにスマホを利用していない人、スマホデビューしたばかりというライトユーザーにはある程度の指針は必要ですよね。

まずは大きく分けて2択です。

①大きな変更はコワイ、信頼性が高そうなところと契約したい人

→え~、20ギガもいらないよ、と思うかもしれませんが、月額料金が今と同等、もしくは安くなるなら、キャリアの新プランがおすすめです。

迷って変更できないより、抵抗感が薄いところからまずは一歩前に出ることが大切です。3社の特徴を比べてもうまく選べない方は、これまで契約していたご縁のある回線の新プランからスタートしてはいかがでしょうか。

一歩前に出れば、二歩めは簡単です。なぜならキャリア3社の新プランは、契約・解約に伴う手数料や違約金がないからです。もちろん、わざわざ機種を新しくする必要もありません。

これまでのように、乗り換えに伴う金銭面での大きな負担がなくなりますので、二度目の乗り換えはハードルもぐっと下がるはずです。

オンラインサポートだけでもやっていける自信がついた時に、もっと自分の使い方にマッチした回線に乗り換えることをおすすめします。

どうしてもショップのサポートが欲しい場合は、UQモバイルYモバイルといったauやソフトバンクのサブブランドという選択肢もあります。キャリアの既存のプランよりはお安くなると思います。また、有料になるようですが、ドコモはahamoの店頭でのサポートを予定しているようなので、他のキャリアもこれに追随してくるかもしれませんね。

②とにかく通信料を押さえたい!

安さを求めるならMVNOになりますが、そこそこ信頼できる大手だって、10社くらいはパっと思いつくほどたくさんあります。

MVNOを契約する人は、スマホで何がしたいのかはっきりしていて、好きなことをするために、何が必要で何が不要かを知っている上級者が多いんです。そして、そこから各社の情報を調べるので、自分に合ったプランにたどり着けます。

中高年はよく「やりたいことがわからない」「特にやりたいことはない」と言いますが、皆さんはいかがでしょうか?

IIJmio(みおふぉん)

本当は欲しい完全かけ放題

長電話をあんまりしない人でも、話している途中で通話料の心配をしたり、毎月通話の状況によって請求額が違うことにストレスを感じていませんか?本当はかけ放題があれば安心だと思っていませんか?

これって結構聞く話で、回線事業者を選択するときの大事な条件だと思います。

10分以内の通話のかけ放題では不安だ、という方であれば、選択肢は一気に狭まります。

完全なかけ放題を用意しているのは5社しかないからです。

そのうちの2社はUQモバイルとYモバイルで、それぞれauとソフトバンクの子会社って感じで、料金が一回りお高いので今回は外します。

ここで出てくるのが楽天モバイルです。

ドコモやauと同じように自社回線を持っている「キャリア」と呼ばれる回線事業者ですが、何しろ開業したばかりで、まだ日本全国に通信網が完備されていません。

それでも、自社回線が未完備の地方では、auに回線を卸してもらい、パートナー回線として使えます。つまり、現状ではキャリアとMVNOの中間にいる感じです。

月額利用料は通信量に応じた階段式で、1GB以内なら0円、3GB以内なら980円、20GB以内なら1980円、それ以上はどれだけ使っても2980円(税別)で、電話はすべてかけ放題。

こんな神プラン、他にないです。

でも、新規参入して日が浅いですから、まだまだ不備・不具合も多いですし、通話品質も悪いですよ。事前に確認すべき点も多いですし、本当はちょっとおすすめしにくいですが、データ通信をあまり使わない高齢者が、とにかく安く契約したいのなら楽天一択ですね。

もう少しストレスなく使うのであれば、日本通信simとOCNモバイルも本当のかけ放題があります。どちらも月額2500円前後のプランです。

まとめ

スマホにあまり詳しくなく、まだまだ通話利用がメインの世代には、キャリアの新プランやOCNモバイルなどがおすすめになってくると思います。

ネット契約なんてできるかな・・・と不安な人も多いと思いますが、最近自分の周りでも、世の中の流れに逆らっても不便が増えるだけだから、いっそ勉強してついて行こう、と話す70代の方がすごく増えています。

完璧に理解してから契約しよう、と考えているとしたら・・・そんな日はやってきません。

若い人だって、別に完璧に理解してやってはいないからです。わからないことはサポートなどを利用しながら勉強していけばいいんです。少なくとも、この記事にたどり着いたあなたならできるはずですよ!

イオンモバイル

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