これまで、様々なMVNO(格安スマホ回線)を契約してみましたが、この春本格始動の楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」が神かもしれません。
若い人たちが注目している、話題のプランですが、中高年にとってもメリットが大きいものになっています。
私自身契約しましたので、詳しく見ていきましょう。
Rakuten UN-LIMITのおすすめポイント
1.電話がかけ放題!
これまでのMVNOの標準は「10分までの電話ならかけ放題」というプランでした。
10分の電話を100回かけても無料ですが、30分の電話を1回かけると超過分の20分は電話料金がかかる、という仕組みです。
自分の場合、まだ現役なので、仕事の電話だと途中で切るわけにもいきません。今回の自粛の影響でテレワークが増えたこともあり、電話でややこしい話をすることも増えました。全然格安ではない請求額に、がっかりします。
今度の楽天のプランは、本物のかけ放題です。1時間でも2時間でも話せます!
2.高速通信使いたい放題!
①楽天キャリア回線がつながるエリア
通信制限を気にして、しょっちゅう通信量をチェックするストレスから解放されます。若い世代の皆さんに、「神」と言われている所以(ゆえん)です。
いや、実は緩い制限はあります。1日10GB以上のデータ通信をすると、その日の夜中12:00まで3Mbpsの低速にされますが、1日で10GBって、若い人たちでもまず使いません。しかも3Mbpsというスピード、Youtubeを見る程度でしたら困ることはないと思います。
使い過ぎたら月末までネットニュースも見られないとか、高額な請求が来る心配がありませんから、実質本当にネットが使い放題と言ってもいいと思います。
②地方のパートナー回線(au)エリア
楽天キャリア回線が使えるのは大都市に限られていますが、地方の人も心配いりません。
毎月5GBの高速通信が使え、その後速度制限が掛かるので、他のMVNOと同じに見えます。
でも、楽天は速度制限後のスピードが全然低速じゃないんです。
制限が掛かると、普通はYoutubeどころか、検索もままならないほど遅くなります。
楽天の場合、検索やネットショッピング、ニュースの閲覧も楽々。Youtubeだって高画質モードでなければ普通に見られます。
3.こんなに使い放題で2980円!
UN-LIMIT(アン-リミット)と言うだけあって、本当に上限がない素晴らしいプランが、税込みでも月々たったの3278円Σ(゚Д゚)
もちろん、遠隔操作やセキュリティアプリなど、オプションを付けない場合ですよ。
4.キャンペーンがスゴイ!!
オープニングセールともいえるキャンペーンが大盤振る舞い!
ユーザーが300万人に達するまで実施されているキャンペーンが超絶お得。
2980円の通信料が1年間無料になります。
それ以外にも、最大で21,300ポイントの楽天ポイント還元キャンペーンがありますので、必ず事前に楽天会員になっておきましょう!
5.支払いに楽天ポイントが使える
楽天ショッピングを利用する人は多いと思いますが、楽天グループでは、利用するサービスが多いほどポイントがたまりやすくなっています。楽天モバイルの料金を楽天カードで支払うように設定すれば、両方の利用にポイントが付与されます。
支払いに楽天ポイントを使うよう設定しておけば、自動的に貯まるこのポイントを毎月無駄なく消費できます。
最近では、街でも楽天ポイントを付与する店舗が増えてきたので、しっかり貯めて、通信費に回すと、かなり安くスマホの運用ができるはずです。
せっかく楽天モバイルを利用するなら、銀行口座、クレジットカード、旅行、電気など、楽天には様々なサービスがあるので、これを機に見直すのもいいと思いますよ。
何だか、楽天の回し者みたいな感じになってきましたが、気を付けなければならない点もあります。
Rakuten UN-LIMITの気を付けたい点
1.本当に使い放題が必要か
大抵の通話は10分もあれば済むのが普通です。ご自分の通話を再確認してみて下さい。
通信量についても、電話とLINEくらいしかしない人、自宅にWiFiの環境があるから外出時はそんなに通信量を使わない人はよく考えてみて下さい。
実際、私は、これまで10分以内の通話が無料、高速データ通信2GBという小さな契約のMVNOを利用していましたが、年2~3回無料通話をオーバーするくらいでした。
友達との長電話はLINE電話を使うし、WiFiのないところでYoutubeを見たりもしないからです。
こういう使い方でいい人は、2500円以内で運用できるMVNOは他にもありますので、もう一度、自分の使い方を振り返ってみるといいと思います。
2.スマホの機種が少ない
楽天モバイルは、キャリアに参入したての回線会社なので、まだ対応しているスマホが少ないですよ。 簡単スマホもありません。
なので、楽天モバイルで提供するスマホを購入する必要があります。
え~、今使っているスマホをそのまま使いたいんだけど、という人は再考の余地あり。楽天モバイルで契約する≒新しいスマホを購入するということになります。
現在は、ポイントバックという形ですが、実質かなり安く購入できるようになっていますが、出費だけでなく、新しいスマホに慣れる必要がある心理的な負担も考えてみて下さい。
3.実店舗が少ない
ドコモなどのキャリアのように、そこら中にショップがあるわけではないので、契約だけでなく、対面でのサポートも受けにくいですよ。
基本的にWEBで契約、サポートを受けるというのがスタンダードな形になります。高齢な方にはハードルが高いと思います。
まずは、楽天モバイルの公式サイトを見て下さい。何を書いてあるのかよくわからない、と思う人、これがスマホデビューになる高齢者などは、身近にサポートを担ってくれる人がいない場合やめておいた方が無難です。
4.パートナーエリアはau回線
楽天の回線が使えるのはまだ大都市だけです。ほとんどの地域は、まだパートナー回線のエリアになっています。パートナーはauですので、ごく一部でしょうがauが入らない地域のみ、注意が必要です。
5.新規参入の後発企業である不安
ドコモやauは、回線会社としての経験が長いですよね。楽天自体は有名な大企業ですが、回線会社としては新米です。こんなに大盤振る舞いして、思うように業績が伸びなかったら、つぶれちゃうんじゃない?大丈夫?
おいしいこと言って客寄せして、しばらくしたら条件を悪くしてくるんじゃない?
実際、サポートも全然つながらないし、チャットでの問い合わせですら、返事がなかなか来ないので、プランへの不安ではなく、会社への不安を感じることがあります。
スマホ自体をよく理解できていない高齢者の「わかりにくいポイント」や「上手な教え方」なども、経験豊富な他のキャリアさんのように上手ではないと思います。問い合わせたのに、結局わからなかった、という不満が残りそうです。
まあ、最低契約期間内に解約すると1万円支払わなきゃいけない、などというルールはありませんので、ダメだと思ったら解約すればいいだけの話ですが、高齢になると「契約・解約」の手続き自体が億劫で、できればひとたび契約したら長くお付き合いしたい、と思うでしょう。
この不安が払拭できない場合は、ドコモやauなどの大手キャリアの契約を大事にされた方がいいかもしれません。
まとめ
まとめると、①そこそこデータ通信を使う人で、②自宅に光回線やWiFiなどがなく、③本当の話し放題のが必要で、④そこそこスマホのことがわかっていて、⑤安いプランを探している人には最適だと思います。
①~⑤が、ばっちり当てはまる人は、早速楽天モバイルの公式サイトでキャンペーン情報や対応機種などの確認をした方がいいですよ!
特に大盤振る舞いのキャンペーンは申し込み人数が上限に達したら終わってしまうので、早めにチェックしてくださいね!