シニアのクレジットカード事情

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現金払い大好きな民族、日本人は、世界的にキャッシュレス決済が立ち遅れていると言います。

若い人たちからは、え~?そう?私はもっぱらおサイフケータイや、クレジットカードばっかりだよ?

という声が上がりそうですね。

都市部では、中高年だってクレジットカードの1枚や2枚はお持ちだと思いますが、私が住んでいる地方都市の更に隅っこの片田舎では、クレジットカードどころか、ATMを使ったことがないという高齢者もいます。

デメリットの方が大きく感じるクレジットカード

自分自身のこれまでの生活を見ても、来月まで支払総額がわからないクレジットカード決済には抵抗があったし、いつも持ち歩く(=紛失の可能性が高い)スマホにお金を入れるなんて、何だか怖いし、スマホにカード情報を打ち込まなければならないネットショッピングも絶対にしませんでした。

大きい買い物だけはカードで支払うけど、買い物はほとんど現金、ネットショッピングは自宅のPCからする。

これが私のセキュリティー対策でした。

だいたい、クレジットカードのメリットなんて、今お金がなくてもすぐ買えることと、微々たるポイントが付くだけでしょ? セキュリティの不安と秤にかけると、まあ、メインに使いたくはないな、というのが私の考え方でした。

知らなかった、クレジットカードのメリット

これが180度ひっくり返ったのは、数年前にスマホの契約を、格安通信事業者の楽天モバイルにした時です。

もともと持っていた楽天カードは楽天ショッピングをよく使うから作ったんですが、楽天モバイルを契約したことで、グンとポイントが加算されました。クレジットカードのポイントって、使いたくなるほど貯まる前に期限が切れて、あまり有効活用していなかったんだけど、これも事情が変わりました。

最初に、毎月の楽天モバイルの通信料金の支払いにポイントを利用するように設定するだけで、ほんの数百円分のポイントでも翌月のスマホ代の支払いに回してくれるので、使いっぱぐれがなくなりました。もちろん、スマホの通信料にもポイントが付きます! しかも、カードを使えば使うほど、ユーザーとしてのランクが上がり、さらにお得になっていくことが判明。

年齢を重ねると、字がいっぱいあると、面倒くさくて読み飛ばしません? 私もちゃんと読んでいなかったので、そういう仕組みがあることを知りませんでした。

そうと知ると、欲が出ます。集めたポイントはちゃんと余さず使えるようになったし、スーパーの買い物から、毎月の種々雑多な支払いまで、何もかもカード払いに切り替えました。

もともと格安な楽天モバイルが、さらにポイント利用で安く利用できるようになり、なんで最初からちゃんと読まなかったか、と後悔。 ちゃんと使えれば、ポイントってバカにならない!

もう一つ不安だったのが、私のどんぶり勘定な性格では、使いすぎてしまうのではないかという不安です。

浪費癖もないし、高級志向もないので大丈夫かな、とは思いましたが、現金がないのに、魔法のように手元に商品が届く状況に慣れると、浪費が始まるのではないかと心配でした。ほら、人って安きに流れるじゃない?

この心配も無用と分かりました。長年主婦をしていて家計を預かっていれば、それなりの金銭感覚が培われているんですね。どんぶり勘定は相変わらずですが、どんぶりからあふれるほどの支払い請求に慌てたことは、今のところありません。

まだ働いているので、以前は銀行の営業時間に間に合わず、手数料を払ってお金を引き出すことも多々ありました。そのたびに、なんで自分のお金を出すのにお金がかかるんだ~~!働いていたら、営業時間に行くなんて無理じゃん!これってマイナス金利ってこと?と心の中で悪態をつきつつ。

最近ではすっかり銀行に行く機会も減り、月に1~2度、記帳を兼ねて1~2万円程度引き出すだけになりました。

ふと気づいて、スーパーのレジで周りを見ると、クレジットカードを出している人がすごく増えています。いちいちサインをする必要がなくなったので、レジがスムーズですよね。



何より、今後、どうやら大きなキャッシュレスの波が来そうな気配を感じませんか? 現金払い大好きな中高年にとって、抵抗のある波ですが、乗って見ると不都合よりイイコトの方が多いのかもしれません。

クレジットカードの選び方

そうか、じゃあクレジットカードの一つも持っておくか、という方のために、簡単な選び方のポイントを記しておきます。

1. 年会費の有無

年会費無料とは言っても、一度も使わない年は頂くよ、ということもありますので注意が必要です。作ったら使いましょう。

2. ポイントは貯まりやすいか

ポイントの換金率だけ見てはだめです。1000円につき1ポイントもらえるカードより、1000円で2ポイントもらえる方がいいに決まっていますが、ポイント2倍デーなどがあるお店のカードもあります。ショッピングセンターやスーパーで出しているカードに多いですよね。よく使う店やサービスと連携しているカードを利用すると、余分にポイントがついて、思いがけずポイントが貯まりやすくなったりします。よく使うショッピングセンターやスーパー、ネットショップ、ガソリンスタンドなどで発行しているものがいいですね。

3. ポイントは使えるか

集めたポイントも、使い道がないと意味がありません。プレゼント交換みたいなものや、特定のショップでしか利用できないものは、欲しいものがない場合もあるので、現金みたいに幅広く使えるものがいいですよね。よく利用するお店で発行しているカードなら、ポイントから支払えることも多いので無駄になりません。集めたポイントは期限があるのが普通ですが、ポイントが永久に不滅のカードもあります。

4. 汎用性が高いVISAかMaster

海外旅行に行かない人はあまり関係ありませんが、海外ではJCBは受け付けてもらえない場合があります。自分の生活スタイルに合っていて、どうしてもJCBがいい!という場合は、保険にVISAかMasterも持っておくといいかもしれませんね。

カード払いをした時、消費者には手数料などはかかりませんが、販売したショップ側は、数パーセントの手数料を支払っています。その手数料が、JCBの方が高いので、もしかしたら国内でも、JCBを受け付けないお店があるかもしれませんね。

まとめ

近い将来、と言っても、本当にここ数年の話ですが、社会のスタンダードが大きく変わりそうな気配が感じられて仕方ありません。

少し前までSFの世界だったAIやIoTなどが、続々と実社会で活用され始めています。なので、最近では、新しい技術や経済などのニュースもチェックするようになりましたが、この波、流れがとても速いと感じています。

かの「ホリエモン」もキャッシュレスがスタンダードになるのは2年後、と予想していました。やっぱり東京オリンピックか~。

と、いうことで、これを機に持っている人は、少し使ってみるのもいいかもしれませんよ。そして、お持ちでない人は1枚くらいは持ってみるのもいいかもしれません。

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