仮想通貨って何?

Zaif

「仮想」のなぞ

仮想なの?現実なの? 本当にあるの?ないの?

言葉からして、よくわからない「仮想通貨」や「仮想現実」

仮想現実というのは「バーチャルリアリティ」通称VRと呼ばれ、現実にはないものを現実のように知覚する技術や、その世界のことを言いますよね。映画館で3D映画を専用眼鏡をかけて見ると、つかめそうなほど近くに蝶々が飛んできたりする、アレです。

じゃあ、仮想通貨は? 現実なの? 仮想なの? 本物のお金で買うんでしょ? でも現金に戻せなくなって、ネットショッピングとか、ネットの中でしか使えないお金ってこと? それとも株みたいの物?

本当に中高年には難儀な世の中になってきました。

先日、もう少し年配の方たちと会食する機会があり、この話になりました。テレビなどでも、今後「現金」がなくなるかもしれない、銀行がなくなるかもしれない、など、私たちの世代にとっては青天の霹靂ともいえることが話題になっていたりして、不安を感じている高齢者も少なくないとわかりました。

今回は、今更聞けない「仮想通貨」について、基礎の基礎の話です。

仮想通貨のことを英語でビットコインって言うの?

高齢者の中には、ビットコイン=仮想通貨と思っている方もいるようですが、ちょっと違います。ビットコインは、仮想通貨の一つの銘柄です。なので、ビットコインを含めた仮想通貨の話をしていきます。

仮想通貨は、そもそも株のように、投資対象になるべくして産まれた物ではなく、「もっと安全に、時間や手間をかけずに、世界中のどこでもあらゆる決済ができる」新しいお金の仕組みなんですよね。

私たちは海外に送金することも、海外から商品を買うこともあまりないので、メリットを感じにくいのですが、世界中のあらゆる取引が安全に、しかも簡素化され、時間もコストもかからないとなれば、どの企業もその方法を使いたいはずです。

へ~、そうなんだ、って感じだと思いますが、私たちはたくさんの外国製品に囲まれて暮らしています。そのすべてが仮想通貨で取引され始めたら、私たちも無関係ではいられない、と思いませんか?

仮想通貨はビットコインだけではなく、イーサリアム、リップル、ネム、ライトコイン・・・・・と有名無名併せて、およそ1500種類もの種類があり、その種類はどんどん増えているそうです。

そして、現実の「お金」が、よく知らない小国の通貨より、アメリカドルやユーロに信用性があるのと同じように、信用度が高い仮想通貨のほうが、情勢が安定していないものより価値が高いのです。特に価値が高く、有名なのがビットコインです。

投資対象でしょ?

現実の「お金」は、物も買えますが、為替の値動きを利用して、投資にも使われていますよね。価値が上がりそうな国のお金を安いうちに買っておいて、値上がりしたら売れば、差額が儲かります。最近ではFXって言いますよね。仮想通貨でもそういうことができるのですが、現在は何だか「投資」対象としての仮想通貨が独り歩きしているような印象を受けます。ビットコインが驚くほどの青天井的値上がりをしたのは皆さんもよくご存じだと思います。

現実のお金は、理論的には発行している国が、好きなだけ発行していいですよね? そんなことをすれば貨幣価値が下がるとわかっていても、経済的に窮地に追い込まれてお金を増刷することはあります。でも、仮想通貨はそれがないのです。どの銘柄も上限を決めて発行するので、安定しているはずなのだそうです。理屈ではわかるけど、仮想通貨って、世間一般に投資対象として位置づけられてしまって、限りある仮想通貨の争奪戦になっている感じがしますよね。これだけ値動きが激しいものが果たして「通貨」として役に立つのかな? いずれ落ち着くのでしょうか? 現実でも、無名の貧しい国のお金は、国際的な取引には使われないから、仮想通貨も有名なものだけが一般的に流通するようになるのでしょうか?

仮想通貨って安全?

手で触れる「現金」ではないので、泥棒に盗まれることも、偽造されたり、ATMを破壊されることもないし、仕組みから見てもマネーロンダリングとかできそうもないので、安全、といわれています。でも、すべてがネットでやり取りですよね?ネットの安全性ってどうなの?というところが何だか疑問じゃないですか? だって、政府の秘密のデータにハッカーがアクセスしたりしてるじゃない?・・・と思っていたら、コインチェックという取引所から大量の仮想通貨が盗まれましたよね。やっぱりね、と思った人は少なくないのでは?

でも、それを言えば、「銀行」という仕組みができた時「人にお金を預けるなんて。銀行の看板を上げたら、ここに大量のお金がありますって宣伝しているものじゃない?盗まれるに決まっている」と考えた人は多いと思います。そして、現実に盗むヤツはいます。でも、現在の銀行って、最も信頼していい企業ですよね?

仮想通貨もそうなっていくのかも、とも思うのです。 自分が仮想通貨を購入した体験からも、セキュリティには神経質なほど配慮されていると感じましたから。

シニアの前にそびえる口座開設の壁

仮想通貨って儲かるらしいな?いっちょ、おいらも始めてみるか!そう考えるシニアの方もいると思います。でも、そんなにお手軽に購入できないのです。いえ、誰でも手続きさえすれば購入できますよ。でも、その手続きが問題なのです。

まずは仮想通貨の取引所に口座を作らなければなりません。口座はネットを通してしか作れません。Eメールアドレスも必要です。銀行でも、口座開設の時、身分証明書が必要ですが、仮想通貨でも同じです。これも、ネットを通してしか送れません。

つまり、ネットにつながるスマホやタブレット、パソコンがなければ、仮想通貨は買えないし、スマホを持っていても電話とメールしか使えない人には、ネットを通して手続きをすることなど、夢のまた夢です。相当気合いを入れて学ばないと、口座開設にはたどり着けないと思います。証券会社の営業の人のように、手取り足取り教えてくれる人はいないのです。もちろん、運用に関しても同様ですし、儲かったとき税金はどうなるかなど、誰も教えてくれませんので、自分で調べて税金を納めなければ脱税になります。

パソコンを持っている友達に頼むからいいよ、はダメです。あなたのパスワードなどの情報をすべて友人に開示することになるからです。銀行の通帳と印鑑を預けるようなものです。それに、口座開設は時間も手間もかかりますし、購入後、俺のビットコイン、どうなってるかな?と気になったとき、その都度友人に確認を頼みますか? やめたくなった時の解約や売買したいとき、毎度毎度友人に頼みますか? 友人が引っ越したら? 病気になってしまったら?

私なら、どんなに親しい友人でも、他人の財産管理はお断りします。そんな重責は負えませんから。

それでもどうしてもやりたい、という方のために、ざらっと手順を書いておきます。

1. どの仮想通貨を買うか決める

2. どの取引所で買うかを決める(1.と2.は逆でも大丈夫)

取引所によって扱う仮想通貨の種類が違い、口座新設の手順も少し違います。口座新設が簡単そうな取引所に、とにかく口座だけ作ってみるのもいいと思います。口座は今日申し込んで今日できるわけではないので、待期期間にその取引所で扱っている仮想通貨について調べ、購入する銘柄を考えるといいでしょう。

3. 取引用の口座を作る

4. 取引を始める

手順として書けばたったこれだけなのですが、すべての項目について、自分で調べる必要があります。ただし、銘柄選びについてはお金を払えばアドバイスをしてくれる会社などもあります。もちろん必ず値上がりするとは限らないし、なかなかの金額(アドバイス料のようなもの)を請求されます。まるっきりわからないが、経済的に余裕がある場合は、生涯学習の一環としては悪い手段ではないと思います。少なくとも新しい時代における、経済の勉強にはなるはずです。

なんにしてもネットを使うことが最低条件になります。

近い将来、仮想通貨でしか支払いができなくなるの?

そう、そこが本当にわからないのです。本当に新しい「通貨」として、仮想通貨が決済を担うようになるのなら、高齢者でも使えるようにしてもらわないと困りますよね。でも、今のところそんな配慮は微塵も感じません。なので、もし、仮想通貨が「通貨」として、日本における日本円のように使われる日が来るとしても、心配するほど近々ではないんじゃないかな、と感じてはいます。

試しにお小遣いで買える程度の仮想通貨を買ってみましたが、本当に大変でした。 日本語で書いてあるのに、意味が分からない! こんなものを通貨にするんじゃ、手に入れられない人が続出です。なので、仮想通貨でしか支払いができなくなる、という心配は、とりあえず棚上げにして大丈夫かな?と感じました。あくまで個人的な感想ですが。

「仮想通貨って何?」からスタートするプレシニア世代には、なかなか険しい道のりでした。

このとても新しく、通貨革命ともいわれる斬新な「仮想通貨」は、まだ産声を上げて間もない仕組みです。これから、どんどん使いやすくなるのかもしれませんが、今のところ投資の対象として見ていたらいいのかな?という気がします。

ただ、近いうちにかなりのキャッシュレス社会になるのは間違いないとは思いますので、現金払い大好きな方は、少しはクレジットカードやデビットカードなども使い始めてみるといいかもしれませんよ!

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