格安スマホ、として広く知られるようになってきた格安の通信料金で使える通信事業者が、シニア争奪に躍起になっているようです。
よく調べないで契約すると、電話の掛け方すらわからない事態になりかねませんから、「高齢者に優しい」「初期設定のサポート制度」なんて甘い言葉に惑わされて、ふらふら契約しないでくださいね!
これまでほとんどの格安回線事業者がドコモの回線、au回線も一部あるって感じでしたが、今年から、ソフトバンクが使える事業者が増えます。
業界自体の環境は整ってきている印象はありますが、決して、誰にでも使いやすい仕組みになってきたというわけではありません。
やはり高齢者には難しい格安スマホ
ショップに持ち込めば店員さんがどうにかしてくれるキャリアと違い、格安スマホには、手取り足取り丁寧にサポートを継続してくれる「リアル」の店員さんはいません。
でも、使い方がよくわからない時のサポート体制がないわけではありません。電話やチャットという、顔の見えない人からの指導で、自分で操作や設定をすることになります。
ここを理解しないままにうかつに飛びつくと、きっと嫌な思いをすることになると思います。
初期設定をしてくれるサービスは確かにありがたいですが、スマホは飾っておくものではありませんから、今後使い続ける中でたくさんの疑問や不具合が出てきます。
そういったことを冷静に分析して、問題が起きても自分で解決できるか、解決できる人にたどり着けると思えるのなら、格安スマホデビューしてもいいかもしれません。
それでもお勧めしたいシニアの格安スマホ
でも、貯蓄と年金で今後の生活を支えていくシニアにとって、削れる経費は削りたいですよね。 じゃあ、スマホなど、いっそ持たなければいい、と思う方もいるかもしれませんよね。
でも、ちょっと待ってください。今、世の中の流れは、何もかもが「通信」の上に成り立ってきています。今後、この傾向はますます加速する気配ですから、固定電話以外の通信手段を持たないシニアは、今後どんどん社会から取り残され、不便と孤立の中で暮らすことになるかもしれないのです。
そうなったら、施設に入る、子供のところに身を寄せる、と計画ができている後期高齢者の方はいいのですが、60代~70代前半の元気な世代の方は、スマホやタブレット、パソコンなど、「ネット」につなげられる物を、きちんと使えるようになった方がいいと思っています。
そうなると、格安の通信費でネット回線が使える、格安スマホは捨てがたい選択肢となるのです。
商戦に踊らされずに、冷静な選択をするために
まずは調べること。それと、若い人を味方につけることです。若い人は家族ではない方がいいですよ。調べ方がわからない時、調べてもわからない時は、近所や職場のよく出会う若い人に聞くのです。
不思議な話かもしれませんが、格安スマホを使っているのは、貧乏な人より高収入の人の方が多いというデータがあるそうです。
私の周りでも、特にカタカナ職業の人はすごく多いと感じます。
頭がいいから、高給取りなんだろうし、頭がいいから自分に必要か不要か、損か得かの情報の取捨選択が上手で、無駄な出費をしないで済む、それで更にお金が貯まるってことなのでしょうね。 そういう方は、よく調べているはずなので、きっといいアドバイスがいただけるはずです。私もそうしています。
シニアが新しい時代を生きるために
このサイトでは、すでに始まりつつある第4次産業革命とか、ソサエティ5.0とか呼ばれるICTやIoT、AI全盛の時代を、高齢者がいかにして快適に過ごして行くかがテーマとなっています。自分自身がまもなくシニアと呼ばれる世代にあり、しかもネットなどカタカナ関係が大の苦手。
でも、いまや子供と同居して老後は楽隠居って時代ではなくなってますから、何とか、自分たちで生きていかなければならないですよね。 電気洗濯機の使い方がわからなくても、お嫁さんが洗濯をしてくれる、というわけにはいきそうもありませんから。
何を知っていないとマズいのか、今からできることは何かを、遅ればせかもしれないけど勉強し始めています。
もし、私と同様にこれからの社会に漠然とした不安をお持ちでしたら、他の記事も読んでみて下さいね!