私が住んでいるところは、なかなかの田舎で、クレジットカードがつかえる店舗が2~3店舗、ペイペイが使えるお店が2~3店舗。それ以外のキャッシュレス決済が使えるところは・・・ないかも~(^_^;)・・・という感じです。
日本の田舎事情は、小規模小売店ばかりなうえに、店主が高齢者、というパターンが多いでしょうから、大体どこの田舎もこんな感じではないでしょうか?
国を挙げてキャッシュレスを推進しているって本当?
これは、本当です。最近、キャッシュレスを勧めるTVコマーシャルも見かけますよね?
でも、キャッシュレスが浸透するためには、いくつかの条件がありますよね。
①キャッシュレスで精算する仕組みの問題
スマホ決済などの新しい決済方法では、安全性を疑問視する声もあります。でも、悪用された場合の補償など、どんどん整備されていますよね。ペイペイで、多くのクレジットカード情報が悪用されたことで、加速度的に良くなっている感じがします。現金だって、落とすことも盗まれることもあるけど、保障ってないですよね?
キャッシュカードに、プリカ(プリペイドカード)、スマホ決済など、キャッシュレスの仕組みは十分に整ってきていると感じています。
②一般消費者の意識
特に、一定以上の金額の支払いには、クレジットカードの利用は以前からありますよね?プリカも、古くは公衆電話のテレホンカードから始まり、交通系やコンビニ系のものは、利用したことがある方も多いのではないでしょうか? 問題は、スマホ決済なんですが、これも、最近ペイペイやラインペイなど、各社が大々的にキャンペーンを打ったことで知名度が上がり、利用者が増加しているようですよ。
③使えるお店の数
田舎に住む者として、キャッシュレスの推進にはここが一番のネックになるのではないかと思っています。手続きの仕方がわからない、読み取り機なんて買えない、細々と営業しているのに、手数料なんて払えない。そんな声を地元の商店街でも耳にします。
でも、各地の商工会議所や商工会が、説明会などを開いて、スマホ決済の導入を呼び掛け、導入サポートしているところもあるようです。
国がやるって言ったら、こんな風に世の中が動くんだ、ってトコロがよく見えて面白いと思っちゃいました。
導入すべきか、様子を見るか?
この記事を読んでいる時点で、もう迷われてるんですよね? だったら、導入した方がいいと思いますよ(^_^)v
なぜなら、
導入にはお金がかからないからです。
申し込みや審査は、ちょっと面倒かもしれませんが、難しいということはないようです。(地元商店のおじちゃん談)
ペイペイなどのスマホ決済は、お店側も無料で始められるし、実質無料のクレジットカードの読み取り機も出てきましたよ(ただし、スマホなどが必要)。どちらも「年会費」のようなものはないので、売れた時だけ手数料の支払いが生じるだけです。クレジットカードやスマホ決済で販売すると、お店は3~4%の手数料を支払います。
つまり、導入しただけで、何か支払いが発生することはないのです。
特にペイペイは、2021年9月30日まで、決済手数料もかかりませんから、お店側も、この機会に「練習」と思って始めるといいと思いますよ。
TVコマーシャルでもやっていますが、「クレジットカードで支払えないなら、他の店に行く」というお客さんは、今後、本当に増えてくると思います。ちなみにプレシニアである私自身が、そうなってきていて、自分でも驚いています。
景気がいいとは言えない時期が長く続く日本では、消費者も賢くなってきています。気になる小規模小売店さんは、商工会などに相談してみるといいかもしれませんね。